許容電流とは
電線に流せる電流の上限です。超えると発熱で絶縁被覆が劣化し、火災の原因になります。 学科試験では暗記数値と電流減少係数の計算の2パターンで出題されます。
単線の許容電流(暗記必須)
| 直径(単線) | 許容電流 |
|---|---|
| 1.6mm | 27A |
| 2.0mm | 35A |
| 2.6mm | 48A |
| 断面積(より線) | 許容電流 |
|---|---|
| 2mm² | 27A |
| 3.5mm² | 37A |
| 5.5mm² | 49A |
「1.6mm=27A、2.0mm=35A」の2つだけでも確実に覚えてください。ここが全ての基準になります。
電流減少係数 — 電線管に入れると減る
同じ管やダクトに電線を複数収めると放熱が悪くなるため、許容電流に電流減少係数を 掛けて低減します。
| 同一管内の電線数 | 電流減少係数 |
|---|---|
| 3本以下 | 0.70 |
| 4本 | 0.63 |
| 5〜6本 | 0.56 |
例題: 2.0mm の絶縁電線4本を金属管に収めたときの1本あたりの許容電流は。 → 35A × 0.63 = 22.05 → 約22A(小数点以下は7捨8入で丸めるのが慣例)
VVFケーブルを使う場合も、心線数に応じて同じ考え方で低減します。
覚え方のコツ
- 基準値「27・35」を固定 → 係数「0.7・0.63・0.56」を掛けるだけ
- 係数は「3本まで0.7、1本増えるごとに約0.07減る」とイメージすると思い出しやすい
計算問題の中では最も型が決まっており、毎回ほぼ同じ形式で出るので、 アプリの基礎理論の問題で数回演習すれば確実な得点源になります。